から風呂の焚き方

石室の中で薪を組み、松葉とともに一時間ほど焚き上げ、火が付いたままの状態で床に敷き詰める。その上に濡れむしろと濡れごもを敷き重ねて塩水をまき、入り口の扉を閉じて一時間ほど蒸らすと、入浴することができる。その時の室内温度は、150度を超える温度となっている。

 風呂焚きは、午前10時と午後3時半の2回行い、直後に焚いた風呂釜をあつい方、先に焚いた風呂釜をぬるい方として、利用者が好みの温度の窯に入浴している。

 炎で熱せられた石室内の壁は高温のため、直接肌に触れないよう、長袖、長ズボンを着用し、布ぞおりを履く。頭巾をかぶって頭を守り、さらに毛布をかぶって全身を覆うのが基本の入浴スタイルである。

 1回5~6分入り、水分補給と休憩をして入浴を繰り返す。